国立代々木競技場 東京都東部、渋谷区に位置する「国立代々木競技場」。競技利用やコンサートなどを開催する多目的施設です。 第一・第二の両体育館の他、フットサルコートや室内水泳場も備えています。1964年に東京オリンピックが開催されることに伴い、屋内競技場の新設を計画。日本の有望な競技とされていた水泳や、同大会から公式種目となった柔道もおこなえる施設として、8月に完成しました。東京2020オリンピックではハンドボール、パラリンピックでは車いすラグビーとバドミントンの会場となる予定です。 見どころはダイナミックな吊り構造の屋根。設計した建築家・丹下健三氏は、選手のパフォーマンスと観客の声援がひとつになるには柱が妨げになると考え、屋根を吊り構造にする無柱空間が生まれました。橋などの設計ではよく見られましたが、施設の吊り屋根方式は画期的な試みでした。キャパシティは第一が12,898席、第二は最大4037席です。北ロビーには売店「VORTEX」があり、ドリンク、サンドウィッチなどを販売しています。