中山千枚田 香川県、瀬戸内海に浮かぶ小豆島(しょうどしま)の中央部に位置する「中山千枚田」。日本の棚田百選にも選ばれているスポットです。 棚田とは、傾斜地に作られた稲作地のこと。88,000㎡の敷地に、大小800枚にもおよぶ棚田が並ぶ圧巻の光景を望めます。棚田の見頃は、稲が並ぶ4月下旬から9月下旬。7月には「中山虫送り」と呼ばれる伝統行事が行われ、たいまつの灯火が辺り一面を照らす幻想的な景色を見ることもできます。 魅力は見た目だけではありません。千枚田で作られるお米は「湯舟山(ゆふねさん)」から流れる名水「湯船の水」を引いて育てられた特別な銘柄です。 棚田の真ん中には島の食文化を伝えるお店「こまめ食堂」があります。看板メニュー「棚田のおにぎり定食」では、昔ながらの方法で炊き上げられた千枚田のお米と、小豆島の食材で作られた季節のおかずを堪能できます。
エンジェルロード 香川県小豆郡土庄町(とのしょうちょう)に位置する「エンジェルロード」。小豆島を囲む瀬戸内海の浅瀬に現れる約500mの砂浜です。 エンジェルロードとは満潮時には決して現れることがなく、一日に2回、干潮時にだけ自然によって作り出される道のこと。これは離れた陸地と島が干潮によって繋がるトンボロ現象により起こるものです。別名「天使の散歩道」とも呼ばれ、恋人たちに人気なスポット。エンジェルロードを恋人と手を繋いで歩き、道の真ん中で願いごとをすると天使が現れて願いを叶えてくれるといわれています。エンジェルロードから見える海の景色は、見る人の心を魅了する絶景。 またこの場所は映画『僕とママの黄色い自転車』や『瀬戸内海賊物語』のロケ地としても有名。少し歩き回るだけで聖地巡りを楽しめるほか、エンジェルロードの周りにある売店では、貝殻で作られた絵馬やエンジェルロードをモチーフにしたお菓子などのお土産を購入できます。
美しの原高原・四方指展望台 香川県小豆島(しょうどしま)の中央に位置する「美しの原高原・四方指展望台(しほうざしてんぼうだい)」。 小豆島唯一の高原「美しの原高原」に立つ展望台です。 標高およそ777mから、半径60kmの壮大なパノラマビューを楽しめる穴場スポットで、本州と四国をつなぐ「瀬戸大橋」や「大鳴門橋(おおなるときょう)」とともに、瀬戸内海の様子を一望できます。豊かな自然に溢れ、四季折々の景色が楽しめるのも特徴の一つ。中でも秋が見ごろで、展望台から360°に広がる紅葉を楽しめます。 周辺には日本三大渓谷美としても称される「寒霞渓(かんかけい)」があり、展望台からも内海湾とともに望めます。寒霞渓とはロープウェイで繋がっており、「山頂駅」には売店やレストランもあります。
重岩 香川県、瀬戸内海に浮かぶ小豆島(しょうどしま)の最西に位置する「重岩(かさねいわ)」。山頂で、巨石が重なり合ったパワースポットです。 ここはかつて「大阪城」の建城に使われた石材が採掘されたことで、国の史跡にも登録されている場所。人工的なものか、自然によってできたものなのかは未だ謎に包まれています。 小豆島の西海岸が見渡せる絶景スポットとしても知られていますが、山頂まで行くには急勾配な岩場を登る必要があるため、登る際はご注意を。参道には自由に使用できる杖もあります。山を登った後は、澄み渡る空気のもとで心身をリフレッシュできます。 山頂へ向かう道中には、「重岩」を御神体として祀る「小瀬石鎚神社(こせいしづちじんじゃ)」があります。頂上へ向かう途中で一休みし、お参りをしていくのもおすすめです。
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二十四の瞳映画村 瀬戸内海に浮かぶ小豆島(しょうどしま)海岸沿いに位置する「二十四の瞳映画村」。1954年公開の日本映画「二十四の瞳」のオープンセットを改装したテーマパークです。 約10,000㎡の広大な敷地に一歩踏み出せば、レトロで懐かしい日本の町並みと出会えます。敷地内には、「二十四の瞳」の上映をしている映画館や名作の展示紹介があり、日本の映画黄金期と称される1950年代の名作の数多くに触れられます。映画内で使用された校舎や季節ごとに姿を変えるお花畑など、フォトスポットも満載。1着500円で絣(かすり)の着物レンタルもでき、日本のかつての暮らしを彷彿とさせる体験ができます。 食事処では、地元名産の手延べ素麺やじゃこ飯、日本の学校文化の一つである給食を味わえます。 展望台からは、汐江海岸(しおえかいがん)の絶景を見渡せ、心を癒されること間違いなし。
オリーブ公園 瀬戸内海、「小豆島(しょうどしま)」に位置する道の駅「オリーブ公園」。道の駅であることを忘れてしまいそうなほど、澄んだ景色と自然に囲まれたスポットです。 約2,000本のオリーブ畑に囲まれた公園の敷地は、80,000㎡以上を誇ります。1908年に植栽されて以来、日本のオリーブ発祥の地として栄えてきました。道の駅には、オリーブの遊歩道や背後に海や山を望めるギリシャ風車など、思わず写真を撮りたくなってしまう光景がたくさん。 映画「魔女の宅急便」の舞台になったことでも知られ、映画に登場するロケセットを使ったお店があることも魅力の一つです。 カフェでは小豆島産オリーブオイルを使用した、見た目も美しい料理が堪能できます。お土産にオリーブオイルはもちろん、オリーブでできた化粧品や工芸品、お菓子も取り揃えられています。宿泊施設や温泉も完備されているので、心地いい雰囲気についつい長居してしまうかも。
寒霞渓 香川県小豆島(しょうどしま)のほぼ中央部に位置する景勝地、「寒霞渓(かんかけい)」。およそ200万年にわたる火山活動と地殻変動によって生み出された渓谷です。日本三大渓谷美の一つとしても名高く、夏の深緑、秋の紅葉など、四季を通して壮麗な景色を望めます。 麓の「こううん駅」と「山頂駅」を結ぶロープウェイは、大岩壁の中を進み、渓谷の自然と瀬戸内海の海を同時に見渡せる人気アクティビティです。山頂からさらに登って小豆島の最高峰「星ヶ城山(ほしがじょうやま)」へと行くこともできます。 登山コースでは、「表8景、裏12景」と呼ばれる寒霞渓の名所を辿る2つのルートがあります。どのコースも片道1時間程度のため、帰り道に散策してみるのもおすすめ。 ロープウェイの発着所「山頂駅」には芝生公園や休憩所も完備されており、レストランでは小豆島のグルメ、そうめんやオリーブを使用したメニューが楽しめます。なかでも、オリーブを使用したコロッケバーガーやソフトクリームはイチオシです。
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ひしおの郷 香川県・瀬戸内海に浮かぶ小豆島(しょうどしま)に位置する「ひしおの郷」。馬木(うまき)、苗羽(のうま)地区一帯に広がる20軒以上の醤油蔵や佃煮工場が軒を連ねるエリアです。 醤油造りは、小豆島において江戸時代から明治時代にかけて栄えた伝統産業。店舗数こそ少なくなってしまいましたが、今でも伝統の味を受け継いで醤油作りが続いています。このエリアには、当時の風情が残されており、歩くだけで日本の歴史を感じられます。実際に中を見学ができる醤油蔵もあり、「マルキン醤油記念館」では醤油造りの歴史や醸造工程を学ぶことができます。 エリア内の散策路には、搾りたての醤油を使用した料理を提供しているお店がたくさん。人気の一つは、小豆島の食材と醤油を使用したご当地グルメ「ひしお丼」です。丼ぶりの具材やテイストはお店によって異なるので、ぜひ食べ比べをしてみてください。また、醤油を使用したソフトクリームやプリンなど、しょうゆスイーツも堪能できます。