佐渡金山 日本海に浮かぶ新潟県の佐渡島に位置する「佐渡金山」。江戸時代初期に徳川幕府によって開発された金山です。 当時の佐渡は徳川家が直接支配をしていたことから、佐渡奉行所が土地を管理していました。明治維新を経て国営の金山となりましたが、平成元年に操業が停止されました。現在は遺構として、当時の雰囲気を体験できる施設となっています。 金山には、操業当時に使用されていた設備が採掘場内に現存しています。佐渡金山の魅力は、その設備を利用して行われるイベント。「北沢浮遊選鉱場」では夜間に施設がライトアップされ、観光客を楽しませています。
トキの森公園 新潟県佐渡島の中央部、国中平野の東に位置する「トキの森公園」。「佐渡トキ保護センター」に隣接する公園であり、園内にはトキに関する施設が点在しています。 公園には「トキふれあいプラザ」と 「トキ資料展示館」の2つの施設を用意。 「トキふれあいプラザ」は、自然に近い生息環境が再現された大型ケージ内で、トキが飛んだり餌を食べたり、巣を作ったりという自然さながらの姿を見ることができます。運が良ければ、観察通路のマジックミラー越しに、数cmほどの近距離でトキを観察できます。 「トキ資料展示館」では、トキの剥製標本や骨格標本、さらに保護繁殖・野生復帰に関する映像資料やパネルを展示。館内には「観察回廊」が併設されており、隣接する「佐渡トキ保護センター」のトキを、窓越しに観察できます。 公園の入り口付近には売店が並び、中でも佐渡産枝豆で作る「枝豆ソフト」が人気なんだとか。
尖閣湾揚島遊園 新潟県佐渡島の北西部、尖閣湾内に位置する「尖閣湾揚島遊園(せんかくわんあげしまゆうえん)」。「尖閣湾」は、相川地区の約3kmの海岸に広がる5つの小さな湾の総称で、国定公園や全国渚百選にも指定されている名勝地です。 「尖閣湾揚島遊園」は、尖閣湾の「揚島峡湾」にある総合観光施設。園内の展望台からは、30m級の荒々しい岩肌を持つ断崖が連なる、雄大な景色を一望できます。 船乗り場からは、海中透視船が15分おきに運行。船底の一部がガラス板になっており、海中を泳ぐ魚や海藻たちの姿を見られます。 軽食コーナーの人気メニューは、尖閣湾名物である「サザエの壺焼き」「焼いか」。たらい舟体験や、子供も楽しめるアスレチック設備もあり、家族揃って楽しめます。
大佐渡スカイライン 新潟県佐渡島に位置する佐渡金山を起点とし、大佐渡山脈の尾根を走る「大佐渡スカイライン」。金井と相川を結ぶ全長約30kmの展望道路です。最高地点は900mを超え、真野湾や両津湾、小佐渡山脈、国中平野を含め、佐渡島全体を見渡せます。道中は原生に近い森林が残されており、四季折々で変化する自然の表情を堪能できます。 「大佐渡スカイライン」の標高850m付近には、展望台や売店、食堂がある交流センター「白雲台」が。夜には、展望台から佐渡市の夜景と星空を楽しめます。売店では、佐渡特産品を購入でき、食堂では佐渡の食材を使用した料理を味わえます。
佐渡島 新潟県西部に位置し、日本海に浮かぶ「佐渡島」。面積855㎢、周囲約280kmを誇る、日本海側最大の島です。奈良時代に罪人を送る流刑地として定められていましたが、江戸時代には幕府の直轄地として、金銀山の開発が進められました。 現在の人口は約56,000人。豊かな土壌を活かして米作りや果実栽培、畜産業が行われているほか、カニやエビ、ブリ、牡蠣など多種にわたる魚介類が水揚げされています。 1,700種類ほどの植物が自生する自然豊かな佐渡島では、尖閣湾に代表される美しい海岸地形を見ることもできます。また、佐渡島の文化は、流罪でこの地に着いた貴族が持ち込んだ貴族文化、鉱山開発により江戸から役人たちが伝えた武家文化、商人や船乗りたちが運んできた町民文化が融合した特有のものです。能楽や佐渡独自の古典芸能「鬼太鼓」は有名です。