高遠城址公園 長野県伊那市に位置する「高遠城址公園」。戦国時代に活躍した高遠城の跡地に整備された公園です。 この公園の魅力は、やはり春の「桜」。高遠城址公園の固有種「タカトオコヒガンザクラ」が約1,500本植えられており、「天下第一の桜」と称されるほどの圧巻の光景が広がります。 一番のおすすめは、公園から歩いて30分ほどの距離にある「白山観音」からの眺めです。眼下に園内に咲き誇るタカトオコヒガンザクラが広がり、その光景は、まるで桜の雲のようにも見えます。
高遠閣 1936年、観光客の休憩所や町内の集会所として高遠城に建設された「高遠閣」。長野県出身で、帝国ホテルや日本郵船本社など数々の建物の設計を手掛けた伊藤文四郎が設計しました。 旧城跡という歴史性を考慮しながらも近代的な要素を取り込み、現在では高遠城址公園の象徴的な存在となっています。さらに、2002年には昭和初期に建てられた大型近代和風建築の貴重な建物として、国登録有形文化財に登録されています。 公園内では季節ごとにイベントも行われており、春にはさくら祭り、秋には新蕎麦を食べるそば祭りが行われ、多くの人で賑わいを見せています。