最上峡 山形県の北部を流れる最上川の中流域に位置する「最上峡(もがみきょう)」。日本三大急流の一つにも数えられている、約16kmの渓谷です。 最上峡の一帯は、最上川県立自然公園に指定されています。江戸時代の俳人・松尾芭蕉が『おくのほそ道』で最上川について一句詠んだことから、「芭蕉ライン」とも呼ばれています。春には山桜が咲き、夏には両岸に深緑が広がります。秋の見渡す限りの紅葉と冬の銀世界は息を飲むほどの絶景です。 最上峡をさらに楽しむには、舟下りがオススメ。最上峡では、古くから交通手段として、舟下りが親しまれてきました。現在でも舟が運行されており、約1時間をかけて川の両岸の壮大な景色を楽しむことができます。12月から3月末日にかけては、ポカポカ暖かなこたつを囲みながら川を下ることができる「こたつ舟」が登場。舟の上では、最上峡の絶景に浸りながら、地元の食材をふんだんに使ったお弁当を味わえます。
最上峡芭蕉ライン 山形県の北部、最上郡にある「最上峡芭蕉ライン」。日本三大急流のひとつである最上川を、舟でゆったりくだるアクティビティです。 最上川は、山形を代表する景勝地。春は桜、秋は紅葉と、豊かな自然が雄大な景色を彩り、かつて源義経や松尾芭蕉が訪れた場所としても有名です。船には屋根があるので、天候や気候を気にせず、船頭の歌や軽快なお話が楽しめるのも魅力。乗船時間は約1時間ですが、あっという間に過ぎてしまいます。また、お弁当の予約もできるので、食事をしながら舟下りを楽しむことも。 降船場所の草薙港にある「川の駅・最上峡くさなぎ」には、地元の食材を使った料理や山形の名産品がそろっており、山形の魅力をたっぷり味わえます。
肘折温泉 山形県最上郡に位置する「肘折(ひじおり)温泉」。1200年以上の歴史を持つ名湯です。 「肘折温泉」という名称の由来は諸説ありますが、かつて肘を折った僧侶がこのお湯につかったところ、傷が癒えたという伝説が残されています。肘折温泉街には20軒もの旅館が並び、いずれもかけ流しを採用。豊富な湯量を誇る肘折温泉だからこそできる、贅沢な温泉の楽しみ方です。泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩温泉で、古くから湯治の場所として親しまれてきました。 肘折温泉街では、冬場を除く毎日朝5時から朝市がはじまります。採れたての野菜やくだものなどが土産屋や旅館の前に並び、多くの観光客や地元民が足を運びます。山菜や漢方薬といったほかの朝市ではなかなか見られないものも販売しています。
四ヶ村の棚田 山形県の北部、最上郡にある「四ヶ村(しかむら)の棚田」。葉山の麓に位置する棚田で、日本の棚田百選にも選ばれています。 四ヶ村とは地名ではなく、周囲の4集落を合わせた呼び名のこと。緑豊かな山あいに広がる棚田が美しく、四季折々の景色が楽しめます。春には水が張られてキラキラ輝き、秋には稲の実が黄色く染めあげる絶景は、時を忘れて見入ってしまうほど。住民の高齢化によって棚田の存続危機がありましたが、現在は保存委員会によって大切に管理されています。 また、夏には約1,200本のロウソクが灯される「ほたる火コンサート」が開催され、幻想的な雰囲気のなか行われるコンサートは、毎年多くの人でにぎわいます。
わくわくファーム 前森高原 山形県の北部、最上郡にある「わくわくファーム前森高原」。栗駒国定公園に囲まれた自然豊かな場所に位置する、動物と触れ合えるスポットです。 わくわくファーム前森高原での人気アクティビティは、広大な敷地で体験できる乗馬。馬はきちんと調教されており、初心者用のメニューも揃えています。馬の他にも、ヤギや羊などのかわいらしい動物たちとの触れ合いも魅力。自然を心ゆくまで満喫したい人には、夜空に広がる満点の星を見れるコテージやキャビンへの宿泊がおすすめです。 近くには「前森温泉」や「最上温泉」など多くの温泉があり、たっぷり遊んだ後に疲れを癒すこともできます。