袋田の滝 茨城県北部、大子町に位置する「袋田の滝」。大岩壁を四段で落下し、高さ約120m、幅約73mの大きさを誇る、日本三名瀑の一つです。 袋田の滝の最大の特徴は四季折々で見せる、異なる趣深い様子。春には新緑の木々、夏には快晴の青空、秋には紅葉と、美しく鮮やかな調和をもたらします。冬にだけ姿を現すのは、滝全体が真っ白に凍結する「氷瀑(ひょうばく)」。大自然が作り出す、幻想的な光景を楽しめます。そしてこの時期に集まるのが、氷瀑ピッケルを片手に氷の壁に挑むアイスクライマー。険しい大自然に挑む人間の姿を目撃することができます。 さらに秋と冬にだけ開催されるのは日没後、滝がライトアップされる「大子来人(たいごらいと)」というイベント。普段とは異なる、光と滝の織りなす姿を観賞できます。 (投稿日:2018/07/12 最終更新日:2023/12/19)
月待の滝 茨城県大子町に位置する「月待の滝」。久慈川の支流である大生瀬川(おおなませがわ)が作り出す、落差17m幅12mの三筋に流れ落ちる滝です。 月待の滝は、滝の裏側にまわることができることから、「裏見の滝」「くぐり滝」とも呼ばれています。普段は二筋の夫婦滝ですが、水量が増えると子滝が現れ、三筋に流れ落ちる親子滝に。この珍しい形状のため、安産、子育て、開運を祈る婦女子が集まりました。彼女たちが、この地で二十三夜の月の出を待ったことから「月待の滝」と名付けられています。 滝見茶屋「もみじ苑」は、滝行体験や月待の滝を見ながら自家製粉のお蕎麦や自家焙煎のコーヒー、スイーツを堪能できるお店。夏は滝のマイナスイオンを浴びることができ、秋は紅葉、冬は氷瀑と、四季折々に自然を楽しみながら優雅な時間を過ごせます。 (投稿日:2018/07/12 最終更新日:2023/12/19)
二ツ島 茨城県北部、北茨城市に位置する「二ツ島」。磯原海岸沖合にある岩礁です。 約1.3km続く砂浜・磯原海岸からすぐの海中に、ぽっかりと浮かんでいるのが二ツ島。かつては高さ約25メートルの「北の島」と引き潮の時にのみ姿を見せる「南の島」の大小二つの島でした。しかし東日本大震災の影響で南の島が消失。北の島も以前の2/3程度の大きさになってしまいました。付近には二ツ島観光ホテルと磯原シーサイドホテルがあり、館内の展望露天風呂や部屋で二ツ島を眺められます。見る角度からによっては、尖った岩に見えたり、ゾウの姿に見えたりと景観はさまざま。海岸付近には、二ツ島を眺めながらランチをいただける飲食店があるので、お気に入りの鑑賞スポットを見つけてみてください。 磯原海岸は砂浜と岩場が交互に続く景色の美しい場所で、夏には多くの海水浴客で賑わいます。また、美しい日の出を背景に二ツ島を鑑賞できる海岸としても人気です。
五浦海岸 茨城県の北部、北茨城市に位置し、茨城県天心記念五浦美術館や六角堂の近くにある「五浦海岸」。 太平洋の荒波によって作られた大小5つの入江が連なり、高さ50mの断崖が続く雄大な景観が広がります。5つの浦に太平洋の白波が砕け散る様子は圧巻の光景。県外からも多くの観光客が訪れるスポットです。 日本の渚百選に選ばれたことに加え、明治時代の思想家・岡倉天心が愛したことでも知られており、「岡倉天心の旧宅と庭園、大五浦と小五浦」として国の登録記念物に指定されています。 周辺には、北茨城市漁業歴史資料館「よう・そろー」や六角堂、岡倉天心の墓や天心遺跡記念公園などの観光名所があります。