雪月花 東京都世田谷区に位置する「雪月花」。等々力渓谷内にある甘味処です。 四季を感じる美しい等々力渓谷内に突然現れる雪月花の外観は、まるで古民家のよう。椅子や番傘を赤色で際立たせており、昔ながらの良き日本を感じさせます。等々力渓谷の落ち着いた雰囲気とマッチしており、心安らげます。 雪月花の名物はくずもち。このくずもちを食べるために、等々力渓谷に訪れる人も多いほど。くずもちの他にも冷たいかき氷やあんみつ、ところてんに暖かいおしるこまで様々な甘味が揃っています。等々力渓谷の散策後にホッと一息できる場所です。 (公開日:2018/07/12 最終更新日:2023/12/14)
狭山丘陵 東京と埼玉にまたがり、映画「となりのトトロ」の舞台として知られる「狭山丘陵」。東西約11km、南北約4kmにわたって雑木林や湿地が広がり、「トトロの森」とも呼ばれる自然豊かなエリアです。 1990年より寄付金をもとに森を買い取るナショナルトラスト運動が行われ、自然環境を保全する取り組みが進められてきました。その結果、今なお人と自然が共存しながら育んできた里山の風景が残されています。 約1,000種の動植物、約210種の鳥類が生息しているほか、400ヶ所もの遺跡や田畑など、昔懐かしい自然の景観が広がります。 森の一角にはオリジナルのトトログッズが販売されている古民家「クロスケの家」があり、映画の世界観にどっぷりつかれること間違いなし。 「撮っていいのは写真だけ。残していいのは思い出だけ」というルールを守りながら、トトロのイラストが描かれた看板を目印に散策を楽しんでみてくださいね。
谷中ビアホール 東京都台東区に位置する「谷中ビアホール」。古民家をリノベーションし誕生した複合商業施設「上野桜木あたり」に入っているテナントのひとつで、谷中のクラフトビール「谷中ビール」が楽しめるお店です。 古民家を改装した店内は、深い飴色に経年変化を遂げた木材や、昭和時代を思い出させる窓枠につけられたネジ式の鍵、壁に貼られた古い新聞など、そこかしこに「レトロ」が散りばめられています。そこでいただけるクラフトビール「谷中ビール」は、日本のクラフトビールメーカー「アウグスビール」をベースにして作られた谷中を代表する地ビール。谷中銀座商店街となりの観光名所「夕やけだんだん」をイメージしたという褐色のビールは、2種類のホップに焙煎させた麦芽を加えて香り高い味わいに。すっきりと飲めるピルスナービールです。 谷中シリーズのクラフトビールは、谷中ビール以外にも、「谷中ドライ」「谷中ゴールデン」「谷中ビター」の全4種類を用意。ほか、アウグスビールが手がけるアウグスシリーズのクラフトビール4種と、フルーツや香草などでチューニングした、オリジナルフレーバーのビールを揃えています。飲み比べできるセットも用意しているため、お気に入りのクラフトビールを見つけてみてはいかがでしょうか。
ShiZen Tea 東京都千代田区、人形町に位置する「ShiZen tea」。日本茶の良さを広めたいというオーナーの想いから誕生した日本茶専門のカフェです。 日本各地から厳選し取り寄せた日本茶を味わえるほか、13種類もの日本茶を飲み比べできる体験アクティビティも用意(要事前予約)。お気に入りの茶葉の購入や、ランチとしての利用もおすすめ。お茶漬けなど、滋味深い日本食メニューもあります。 古民家をリノベーションした店内は、落ち着いた雰囲気。日本茶の持つリラックス効果・リフレッシュ効果を存分に楽しむことができます。日本茶好きにはもちろん、ほっと一息つき癒されたい人もぜひ足を運んでみては。
nunen(ぬ〜ね〜ん) 沖縄県の北部、国頭郡(くにがみぐん)今帰仁村(なきじんそん)に位置する「nunen(ぬ~ね~ん)」。沖縄の伝統的な古民家を利用した民宿です。 nunenが佇むのは、古き良き沖縄の姿が残る集落の中。「なにもない」という意味を持つ沖縄の方言「ぬ〜ね〜ん」を宿名に冠し、ありのままの沖縄を楽しんでもらうために誕生しました。間取りは10畳ワンフロアというシンプルな造り。ガスコンロ・冷蔵庫を備えた台所や、シャワールームなどもあり、自然にあふれた沖縄の地で暮らすかのように滞在を楽しめます。 近くには、14世紀に沖縄本島北部を支配した北山王の居城「今帰仁城跡(なきじんじょうあと)」が位置しています。石垣や門が残されており、当時の歴史を知ることができる場所です。
村上家 富山県の南砺(なんと)市、五箇山に位置する「村上家」。約350年前の江戸時代初期に建てられた合掌造りの民家です。昔の合掌造りの建築様式を現在に伝える貴重な建造物として、国の重要文化財に登録されています。 村上家の建物内部は見学が可能で、五箇山の主産業であった塩硝(えんしょう)製造や和紙製造などに関する民俗資料を展示。五箇山の歴史や文化、生活について理解を深める施設となっています。囲炉裏を囲みながら、村上家当主による説明を聞くことも。事前に予約すれば、伝統的な民謡「こきりこ踊り」を生で鑑賞することもできます(別料金)。 村上家の庭には、推定樹齢300年の雪椿が植えられ、毎年4月下旬から5月上旬にかけて美しい花を咲かせます。
- Category: ミュージアム・ギャラリーArea: 近江八幡
近江八幡 滋賀県近江八幡市に位置する「近江八幡」。日本三大商人の一つに数えられる近江商人の街として、1585年に豊臣秀吉が八幡城を築いたことをきっかけに発展してきました。現在も、当時の本宅が立ち並び風情ある町並みを保存しています。 国内では珍しい瓦専門の展示館「かわらミュージアム」や毎年4月に迫力満点の近江八幡火まつりが開催される「日牟禮八幡宮」などの名所が満載。 日牟禮八幡宮の近くから運行しているロープウェイに乗って八幡山山頂へ登れば、標高271mから眼下に近江八幡の街並みや琵琶湖が広がる景色を楽しめます。
鞆の津ミュージアム 2012年、古き良き風情の残る鞆の浦に最先端のアートを堪能できる「鞆の津ミュージアム」が誕生しました。館内には「アール・ブリュット」と呼ばれるジャンルの芸術品が展示されています。アール・ブリュットとは超個人的な発想から生まれる「生き芸術」のこと。アウトサイダー・アートというジャンルに属す異端的な芸術として知られており、昨今注目を集めています。鞆の津ミュージアムは全国でも三番目にできたアール・ブリュット専門の美術館で、明治に建てられた古民家を改装して作られました。 (投稿日:2018/07/12 最終更新日:2023/12/27)
レモン&カフェ汐待亭 広島県尾道市の離島・生口島のカフェ。築150年ほどの古民家を利用したお店は、島の中心部「しおまち商店街」のなかに位置。音楽好きの夫婦2人で営むレモン&カフェ汐待亭(以下、汐待亭)では、瀬戸田産自然農法レモンを使用したレモングルメの提供とともに、雑貨の販売や音楽ライブの開催、自転車の貸し出しや整備を行っています。 ランチの一番人気は、レモンバターチキンカレーと赤ワイン仕込みの欧風カレーが一皿で味わえるあいがけカレー。色鮮やかな自家製レモネードは、レモン本来の酸味が感じられるものからシロップ入りのやや甘めのものまで豊富にそろえます。テイクアウトすれば町歩きのお供にも。 汐待亭のおすすめは、一口サイズの自家製ベビーレモンケーキ。地元のレモンで作るケーキは米粉を使用したグルテンフリー。爽やかな酸味と香りを楽しめるベビーレモンケーキは、店頭や通販でも購入可能です。 天井が高く開放的な店内はレトロで情緒たっぷり。ソファ席や畳敷きの座敷、縁側のベンチやチェアなど、席種もさまざまです。また汐待亭では電動自転車とクロスバイクのレンタルのほか、元プロショップスタッフによる自転車メンテナンスも受付。サイクリストに向けて、トイレや飲料水、休憩場所の提供も行っています。 (写真提供:レモン&カフェ汐待亭) (公開日:2024/9/19 最終更新日:2024/9/19)
お茶屋 華ひめ楼 愛媛の道後温泉本館そばの古民家で、飲食とともに芸者によるおもてなしを提供するお茶屋。明治から続く道後のお座敷文化を後世に残すため、お茶屋 華ひめ楼は完全予約制でありながら「一見さん歓迎のお茶屋」として営業しています。 芸者たちの挨拶でスタートするお座敷では、芸者との会話や飲食を楽しみつつ、踊りや歌を観賞したりお座敷遊びに興じたりすることができます。歌に合わせてジェスチャーしながら芸者と客が一対一でじゃんけんをする愛媛発祥の「野球拳」や、複数人で楽しめる「菊の花」などに代表されるお座敷遊びは、ゲーム感覚で参加でき盛り上がることうけあいです。 お茶屋 華ひめ楼では、女将の「お茶屋へ気軽に足を運んでほしい」との思いから、お座敷体験以外の利用も大歓迎。昼には料亭のランチをリーズナブルに、夕方には芸者と会話しつつお酒やおつまみを、夜にはコース料理をと、シーンに合った柔軟な使い方が可能です。 道後温泉で芸者とお座敷体験ができるのは、お茶屋 華ひめ楼だけ。艶やかな芸者や地方(じかた)による迫力満点の演奏は、温泉街で過ごす夜を特別なものにしてくれるでしょう。初めてのお座敷体験や旅行中の食事場所にもおすすめです。 (写真提供:お茶屋 華ひめ楼) (公開日:2024/9/5 最終更新日:2024/9/10)
- Category: ミュージアム・ギャラリーArea: 鎌倉・江ノ島
北鎌倉古民家ミュージアム 神奈川県の南部、鎌倉市に位置する「北鎌倉古民家ミュージアム」。円覚寺に隣接する、日本文化を紹介する博物館です。 福井県の農家を移築して造られた北鎌倉古民家ミュージアム。築100年以上の趣ある民家をリノベーションした空間は、ゲストを幕末の時代へタイムトリップさせてくれます。館内には絵画や版画工芸をはじめ、古陶器や人形作家が手がけるひな人形など、厳選された作品が展示されています。常設展示のほか、季節ごとに変わる企画展も見逃せません。訪れるたびに新しいアートに出会えるスポットです。 庭園に植えられたアジサイも見どころのひとつ。ほか、ミュージアム内には売店や休憩スペースを用意しています。美しいアジサイが花開く「明月院」からもほど近く、北鎌倉の寺院巡りと合わせて訪れたいスポットです。
落合集落 徳島県西部、三好町東祖谷(ひがしいや)地区に位置する「落合集落」。山の斜面に、江戸中期から昭和初期にかけて建設された民家が立ち並ぶ集落です。 集落のもっとも高い位置にある家と麓にある家の標高差は390m。急な斜面に点在する家々と畑、そしてそれらを繋いでくねくねと伸びる道は独特の景観を生み出しています。集落の全体像を見るには、向かいの山に設けられた展望台が最適です。 集落に入れば、道沿いの石垣や瓦葺の古民家など多くの見どころが。「桃源郷祖谷の山里」というプロジェクトによって、7軒の古民家を修復し、民宿として運営しています。ゆっくり滞在して、山端に暮れていく夕日や、白く立ち込める朝霧などの絶景を満喫してみては。 希望すれば、地元の方に郷土料理を教わったり、地元のお宅にお邪魔して夕飯をいただいたりすることもできます。
元興寺 奈良県の北部・奈良市に位置する「元興寺(がんごうじ)」。前身は、日本最古の木造建築である法隆寺であり、現在の場所に移されたと同時に元興寺に名が改められました。1998年には「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録されました。 境内に建つ「極楽堂」と「極楽坊禅室」は国宝に指定されている建造物。創建当初の飛鳥時代の瓦が二軒の屋根を覆っている、まさに1300年の歴史そのもの。屋根には「行基葺(ぎょうきぶき)」という独特の様式が用いられています。 元興寺一帯は「奈良町」と呼ばれ、古き良き日本の面影が残る町。南北約400m・東西約220mの区画に、江戸時代に建てられた町家が軒を連ねています。古民家を改装した雑貨屋や工房、レストランが営業しています。
東京ゲストハウス toco. 東京都台東区に位置するゲストハウス「toco.」。大正時代に建てられたと推測される築100年以上の古民家を修繕し誕生したゲストハウスです。 家屋や庭園は当時のままの風貌を残し、「日本の古き良き家」でしか味わえない風情ある穏やかな時間を過ごせるゲストハウスとして、国内外から多くの宿泊客が訪れています。ゲストハウスの前には虹色の階段を携えた小さなバーがあり、夜には宿泊客や地域の人々が集まりお酒と会話を楽しむ憩いの場に。 部屋はドミトリースタイルで、共用の台所や冷蔵庫のほか、Wi-Fiなども完備しています。無料サービスだけでなく、洗濯機利用やレンタサイクルなどの有料サビースも充実。 慌ただしく時が流れる東京の観光に疲れたら、日本ならではの美しい景観を味わいに宿泊してみてはいかがでしょうか。
旧小采家住宅 徳島県三好市に位置する「旧小采家住宅(きゅうこうねけじゅうたく)」。国の重要文化財に指定されている、祖谷(いや)地方の代表的な小規模民家です。 旧小采家住宅は、江戸時代の1830年〜44年ごろに建てられた民家で、祖谷地方の農家の間取りや建築方法の特徴を残した大変貴重な建造物。「ニワ」と「オモテ」から構成された、一間だけのこじんまりとした住宅です。 外壁はヒシャギ竹と呼ばれる割り裂いた竹で覆った造りで、土壁を保護する役割を果たしています。入って左には土間と台所、右には囲炉裏のある板張りの居間が一間だけといういたってシンプルな構造。全て土、竹、木、石といった自然のものでできた住まいです。